●世界は「金本位制」へ向かう
2024年6月20日(木) 16時15分 カテゴリ: 経済
こんにちは 山邊です。 晴れても、降っても 梅雨だか何だかよくわからない 天気が続きますね。 米国株式も ドル円も ダラダラダラダラ 方向感ない展開が続いています。 とりあえずヨーロッパの選挙で 左派リベラルが壊滅状態になったのは とても良いことでした。 大変晴れやかな気分になりました(笑) ただマーケットの方はイマイチのようです。 崩壊というほどではないですけどね。 これから起こる変動を考えれば 金融システムに起きているひび割れから 音を立てて崩れ始めてもオカシクはありませんが このダラダラした感じは、ひょっとしたら 11月の米大統領選が終わるまで、 続いていくのかもしれません。 というのも、選挙で民意が示される ということが、人民の納得に重要だと 思われている節があるからですね。 誰が世界を動かしているのか 誰がプレゼンスを持っているのか という視点で考えれば、もはや グローバリストの芽はないんですが 強硬な左翼側を暴走させないことが 安全な社会移行には重要ですしね。 実際まだまだノーミーも大多数ですから 急激な社会構造の変革も 現実的ではないとも言えます。 まぁ焦っても仕方ないのですし 自分のビジネスを日々頑張ることが 重要なのは変わりませんので。 世界経済ではペトロダラーが 6/9を以って正式に終了したわけですが 先に書いたように、 マーケットは驚くほど静かである という妙なことになっています。 何かを待っているのか 景気が良いと言いながら 景気が悪い面が見えているので 動くに動けないのか よくわかりませんが。 折しも今日、6/19は奴隷制の終焉を祝う アメリカの祝日です。 2021に梅田氏が法案にサインして 全国の祝日になったそうですが グローバルエリートが世界を奴隷に してきたことを考えると そういった意味でも象徴的な週だと 言うことができますね。 6/19は休日でCMEも休みだそうですが 金は1オンス2300ドル強 シルバーは30ドル弱 で一息ついています。 5月ばくっと上がったのが 調整している状況で 絶好の買い場になってますね。 また金と言えば「金本位」です。 元総理補佐官の高橋洋一氏が 「金本位なんてありえない!」 と言っていたことは以前紹介しましたが 10日ほど前に、フォーブスが 「金本位制」へ向かう世界、という記事を出してます。 ↓↓↓↓↓ https://bsto.jp/1/Forbes-Gold.html この記事はYahoo!ニュースやらその他ポータルへ 転送されて結構なビューを出してますが 大手が「金本位」について話し始めたことは 大きな意味がありますね。 記事中で紹介されている数字に 1)兌換紙幣が不換紙幣になってGDP成長率が1/3に 2)金本位時の成長パターンを米国が維持していたら 所得の中央値は少なくとも4万ドルは多かった というものがあります。 これは世界経済がメルトダウンしそうになっている 今という時代背景を考えると 世界が「金本位」に戻る経済的な意味も大きい ということですね。 当然ですが不換紙幣システムが金本位に戻ると 金価格は大きく変わることになります。 それは 今の金価格が安すぎて、 そのままでは経済を支えられない ことになるからです。 経済規模の方が圧倒的に大きいですからね。 3月の銀セミナーでもお話ししましたが 金で世界中の資産を担保しようとすれば 金の価格を「32倍」にしなければなりません。 それはちょっと乖離が大きいので 銀も使って「金と銀」で担保しようとするなら それでも「30倍」に引き上げる必要があります。 もちろん未来の予測と動向を考えた上での シミュレーションですから 実際にどうなるかはわかりません。 ただ、BRICSもそうですが 欧州の中央銀行でも「金現物」は絶対に売らない と言っているのですから 価格の改定はありうるという立場に立つのが 良いビジネスマンだと思っています。 だからこその「銀ファンド」ですね。 いくら今後のニーズが見込まれるとはいえ 現時点では予測の予測、という領域なので 私の方で一方的に金利を払うことにした とまぁそういうわけです。 ちなみに 日本でも アメリカでも その他の国でも 貨幣にシルバーを使うのは 非常に一般的でしたので 「金銀本位」というのは、 別に荒唐無稽な話ではないのです。 ロシアによるウクライナ軍事作戦が 始まった時のルーブル通貨の変動を見ても マーケットが「紙」よりも「金」を 信頼しているのは明らかですし。 ということで 世界は「金本位」を目指す というお話でした。 ではまた 山邊 未来予測金融
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