前提として、現預金をどうするか、ポートフォリオをどうするか
も投資の一部ですので。自己責任の範疇になります。
ですので山邊がこう言ったから、
という基準で判断しない方が良いです。
その上で下記参照ください。
Q1
連休前にいくつかの銀行で最低限の預金は引き出し済みですが、
今後、預金封鎖等危機が訪れても各銀行2500万まで補償される、
と聞きますが、全預金引き出す必要あるのでしょうか?
A1
現預金が2500万というのはアメリカのお話でして
日本の場合は金融機関が破綻した場合の
ペイオフは一行あたり1000万円となっています。
(非決済性預金の場合)
ですので、建付け上は預金口座を分散して
1行当たり1000万円までにすれば大丈夫
ということになります。
ですので、今の状況でそれが本当に担保されるか、が
ポイントになると思います。
今後の金融システムが現在の延長線上には「ない」
と仮定するなら、誰かが何らかの意図を以って
金融システムを入れ替えることになります。
もし仮に、金融システムの入れ替えを
現在の既得エリート層(グローバリスト)が
行おうとしているとすれば、彼らの目的は
被支配層の個人金融資産の強奪ですから
それこそ「何をしても無駄」ということになります。
また逆に金融システムの入れ替えを画策しているのが
グローバリストの反対側(=ナショナリスト)であるなら
その目的はグローバリストの資産没収になりますから
預金口座を分散するという抜け道的な、資産保全を
許容するかどうかは微妙なところだと思います。
しかしこれらはどちらも仮定上の推測でしかなく
ひょっとしたら金融システムの入れ替えなんて
起こらないかもしれませんし、
米国債のデフォルトなんて起こらないかもしれません。
しかるに、現在の金融システムに起こっているもろもろの
意味を考えていけば、「何も起こらない」とは
とても言えない状況であると考えています。
よって、資産保全を考えるのであれば
我々一般人に最大限影響がないような形での
システム変更になるとしても
個人ひとりあたりの名寄せはあるだろう、
という認識に至りますので
資産保全を考えるのであれば
現預金は1000万までにするのがよろしかろう
という立場に立っております。
もちろん、あくまでこれは推論ですから
必ず当たるとは言いませんし
間違っている可能性も十分にあります。
よって、私から皆さんに考える素材は提供できますが
その上で、どうするかをご判断いただくのが
よろしいかと思います。
Q2
また証券会社で保有する株や投資信託も
解約したほうがよろしいでしょうか?
A2
わかりません。
個人的にどうするか、を言えば
私個人としては株式も投資信託も所持しておりません。
バフェットが日本株を増し増しで所有している
という報道もありますが
バフェット氏にはバフェット氏の立場があるでしょうから
ポジショントークという可能性もあるとは思います。
ジムロジャースほど、言ってることとやってることが
真逆であるような、ヒドイポジションの取り方は
あまり見たことがありませんが、投資の世界で
最終的に信じられるのは自分だけですので。
ちなみに投資信託はとんでもないマイナス金利商品
でしかないと個人的に考えていますので、
過去に購入したことはありませんし
今後も購入することはないと思います。
Q3
経済クラッシュの期間、困らない程度の備蓄と現金を
手元に置く対策だけでは甘いでしょうか?
A3
もちろんそれでも良いと思います。
究極的に、カネとは「数字」でしかなく
幸せの尺度でも、基準でも、条件でもないと思います。
自分の過去を振り返っても思いますが
現代人はカネに絶対的な価値を感じすぎていると
思います。
確かにあると便利なモノではありますが
ゼロ100で考える必要もないでしょう。
要はバランスですから、おカネも
それなりにあればそれで良いと思います。
私が色んな情報を発信する意味は
ショックが大きすぎて死んでしまうような
日本人が出ないようにすること
ですから、
正直、金融資産を全額保護する意味があるかどうかは
情報の受け取り手である皆さんの価値観に依る
と言っても良いと思います。
正直、全額保護しなくても
なんとかなるでしょうし、なんとでもなると思います。
ただそうは言っても、ヒトによっては
「1000万を超えた分がなくなってしまう」
なんていう事態になったら
死ぬほどの恐怖を感じたりするでしょうから
こういうことを言ったり書いたりしています。
Q4
銀行危ない関連はよく目にしますが、
証券会社資産の対策情報はなかなか見当たりません。
A4
証券や株式マーケットに関して言えば
金融システムが入れ替わる際に
「必ずクラッシュする」という説もあります。
グローバリストによる金融支配構造を
ひっくり返すための、象徴的な出来事として必要だ
という立場に立ったものが多いですね。
実際、証券、株式、為替マーケットにおいては
ヒドイ情報操作とインサイダー取引が横行していますので
クラッシュした方が良いのでは?
と個人的に思う分もなくはありませんが
クラッシュさせること「のみ」が解決策である
というわけではないと思います。
インサイダーで資産を増やしてきたグローバリストの
面々が淘汰され、排除されることは当然ですが
マーケットの機能をなくしてしまうことが
100%良いことかと言えば、代案が見当たりませんので
なんともかんとも、というのが正直なところです。
さはさりながら、このまま行けば銀行などの金融セクターが
クラッシュすることは避けられないと思いますので
その延長での株価暴落は充分あり得ると考えていた方が
良いと思います。
セミナーでもお話ししましたが、日本はアメリカのように
利上げを行っているわけではありませんので、
アメリカ経済ほどの危機的状況にはありません。
未だに米国株の購入を勧めているFPのようなヒトも
いらっしゃいますが、流石にそれは論外として
所持している米国株式があれば売り推奨
日本株は金融セクターであれば売り推奨
というところでしょうか。
個人的には指数先物のショートも
推奨したいところですが
4月動向を見るに、心理的影響を
最小化しようとしているように見えますので
正直よくわかりません。
まぁ日本が震源とならなくても
米国マーケットが爆心地となった場合
そのあおりは受けるでしょうから
それなりの準備が必要だとは思います。
ただ準備と言っても、どこまでやれば
不安がなくなるかはヒトによるでしょうから
手持ちの材料から、最適解を考えることで
ご自身の選択内容に納得ができれば
それで良いと思います。
極端な言い方をすれば、別に家一軒分飛ばしても、
死ぬわけではありません。
痛いとは思いますが(笑)
以上参照いただき、皆さんのご判断に
役立てていただければ幸いです。
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金融