こんにちは
山邊です。
さて、前回は米ドルの終わりなんていう
物騒な話をしましたが
案の定、メルマガも購読解除するヒトがいつもより多かったですね。
いつもは4-5件くらいですが、昨日のメルマガは
19件の解除がありました。
これまで私は、日本ではそんなに大事にならないかも
という情報を発信していましたので
いきなり危機煽る的な内容に違和感を持ったとしても
仕方のないことでしょう。
もちろん日本が欧米よりも、経済的に「かなり」恵まれた
状況にあることは事実ですし、
現実それほどひどい有様になっていたりしません。
それを日本と日本人への「配慮」ではないか
という解釈は未だ有効だと思いますし、
世界における「役割」としてそうなっている
という見方もできます。
世界の経済崩壊を軟着陸させるための
役割ということですね。
日銀が低金利を続けてきたからこそ
日本は酷い有様になっていないわけですし
FRBやECBと同じように金利の引き上げを行っていたら、
随分前に米ドルは崩壊を始めていたでしょう。
つまりそれは世界経済を軟着陸させるための
延命措置としての役割ということです。
キャスティングとしてはまぁ悪くないと思いますが
危機的状況が回避されてきたことで
当事者意識が育たないヒトが未だ多数を占めている
原因になっているのも、また事実だと思います。
個人的にはこの状態が継続して、
ハードランディングなしにゆっくり社会構造が
変わっていくという流れだと考えていました。
この場合、恐らく厳しい期間は数ヵ月で済むだろうから
死者が出るような事態はかなり避けられるのではなかろうか
と思っていたということです。
ところが
アメリカのもろもろのデータを定量的に見ていくと
「かなりヤバい」状況が避けられなくなっているのが
見えてくるわけです。
ゆっくり事態が動いているのは今だけで、
「これから」は違うだろうということです。
株価は悪くないんですけどね。
そのへんのヤバメがわかるデータを
皆さんにもシェアしたいと思っていますが
正直かなりヤバい。
米ドルクラッシュは避けられない。
うがった見方をすれば
新しい金融システムを導入するための
あえてのクラッシュを起こそうとしている
そんな風にも見えます。
カミさんには、よく「考えすぎじゃね?」
的なことを言われるわけですが
この考え方のお陰で、一家そろって
コロナワクチン接種が避けられましたので
今のような激動期を生き抜くには
あながち外れスキルというわけでもないようです。
つまるところ
今までのグローバルカネカネ資本主義の社会では
貧富の差が大きくならざるを得ません。
日本でも今や7人にひとりの子どもが
貧困家庭ですし
いわゆる「親ガチャ」で子どもの
将来が決まってしまう時代ですから
誰もが容易にやさぐれてしまう
そんな構造になってしまっています。
これまでお話ししたように、個人的には
日本には思っている以上に沢山チャンスがある
と考えているわけですが
誰もがそのチャンスを手にするには
いささか敷居が高い、
というのもまた事実だと思います。
時の政権のふがいなさを見て
「日本をどうにかしたい」
「皆の助けになりたい」
そう考えるヒトも多いのですが
日本(世界)をどうにかするためには
どうしても避けて通れないことがあります。
それは
今の金融システム、経済システムから
グローバリスト(エスタブリッシュメント)を
排除しなければならない
ということです。
トランプやプーチンが何と戦っているのか、と言えば
まさにこのグローバリスト、グローバリズムを
相手にしているわけですが
そのためにどうしても必要になるものが
私たち一般ピープルの「認知」なのです。
理解と共感、支持
という言い方もできます。
しかし
未だグローバルメディアが持つ力は大きく
ビックテックがネットの情報を支配することで
言論を誘導している
そんな構造から抜けられないヒトも多いのです。
仕組みそのものを大きく変革させようとする時に
大衆の支持がないならば、軟着陸はできませんし
変革なんて夢のまた夢です。
現状グローバリストと戦うナショナリストへの
支持も理解も増えているのですが、あくまで
「ごくごく一部」
でしかないことが、
問題を大きくしている原因だということです。
今でも日本という国が、アメリカや欧州よりも
ずっとましな状況であると思いますし
今後もそうである可能性は高いと思うのですが、
アメリカの経済状況を見るに
徹底的に経済システムが壊れる方向に
物事が動いているように見えてなりません。
もちろんEBS的なモノがないとは言えませんが
経済が完全にクラッシュする前に
情報だけが全部公開されてしまったら
社会秩序は大混乱になってしまうでしょう。
情報が少しずつ、小出しにしか出てこないというのは
それがどう受け止められ、どのように認識されるか
というのを、情報発信者が逐次確認しながら
行っている、と考えると辻褄があいます。
それが情報戦、認知戦の正体ですが
未だ寝ているヒトにその裏読みが
できるはずもありません。
SNSで「いい加減起きましょう!」と
絶叫しているヒトをよく見かけますが
そういう流れで「オレ起きなきゃ」と思えるヒトは
そもそもいないものです。
お子さんのいる方や子どもと向き合う仕事をしているヒトには
よくわかっていただけると思いますが。
つまるところ
誰もが、「自分事」として考えられるようにならなければ
仕組みの再構築なんてできやしません。
経済がクラッシュすることで
ショック療法的に気付いてもらう
自分事として捉えてもらう
というのは別に最終手段ではありませんが
これまでの自発的な気付きを促すステップで
多数の認識が取れなかったわけですから
次のステップとして進まざるを得ない
ということなんでしょう。
ということで
私自身も具体的な手法について考察した時に
今後の近未来に対する認識を改めましたので
より強めの未来予測をしたというわけです。
ともかく
ある種強制的なイベントとして経済がクラッシュするならば
それ誰の上にも等しく、同じようにやってくることになります。
その時に泣くか、笑うかはヒトによりますが
結局のところ「自己責任」ということにならざるを得ません。
「コロナ」という偽パンデミックの時のワクチンと
同じであるということです。
もちろんワクチンを打ったヒト全員が
すぐ死んでしまうとか、思っていませんし
色んな要因でそうはならないと思います。
しかし有害なスパイクタンパクを
どうデトックスするかなど
自分で自発的に情報を取りに行って
自発的に行動することが一番重要なのですから
これから起こるだろう経済クラッシュにどう備えるか、も
自発的に情報を取りに行って、自発的に行動することが
最重要であることに変わりありません。
前回のメルマガでアメリカ財務省統計の話をしましたが
具体的な数値をみてみましょう。
1月から6月までの所得税税収
2022年 2.13兆ドル
2023年 1.69兆ドル
で実に▲20%の税収ダウンです。
これは6月単月で見た時のダウン率20%と同じですが
アメリカ経済が現在の状況で推移すると
今年2023年合計の所得税収は 2.3兆ドルとなります。
これは2022年の半分以下、の数値です。
所得税の税収が、ざっくり国民所得と連動していると
仮定すれば20%の税収ダウンなら、国民所得が20%
減っているわけですし
税収が半分になるということは
所得が半分になったということを意味します。
日本の平均所得は年443万円ですが
これが半分になったとしたら
いったい生活はどうなってしまうでしょうか。
ご自身の収入で考えていただいて
年収がざっくり半分になったとしても大丈夫
だと思えるでしょうか?
そして当然ですが、個人消費が減れば
国内需要は減ります。
さらに消滅した分の収入は、
法人の収益を容易に悪化させます。
そして企業収益が悪化したとき
企業がすることを想像することは
難しくありません。
そうはいっても、アメリカでも日本でも
最近発表された企業収益は非常に良いわけですし
それに押される形で株価も高値をつけていますよね?
なんて声が聞こえてきそうですが
それは「これまで」と「これから」という
視点の違いから起こることです。
最近FRBが出したレポートの中に、
企業利益の40%が低金利と法人税率で
説明できるというものがあります。
総負債に対する金利支出の割合は
1982年以降0.12から0.03程度まで低下、
企業利益に占める「金利+法人税」の割合は
1972年以降、0.6から0.25まで低下しています。
これは長期スパンで見た時、企業の収益が
勝手に上がるような仕組みになっていたことを
意味しますが
そのレポートの中で、FRBはこれから株価は
長期的に下がるということを言っています。
つまり低金利政策によって景気刺激を行っていた時代は
もう終わったということですね。
これは同時にデッドベースマネタリーシステムの
終焉を意味します。
今、現時点において株価が好調なのは
前期決算数値が良いからですが
今期2023年の決算数値は「まだ」出ていませんので
これまでとこれからの認識に差が生じるのは
当然のことです。
(ちなみに3Qでは、アメリカも欧州も
2Qよりも企業収益は大きく悪化するようです)
私が重視しているのは、およそ未来のことであって
「これから」のことに他なりません。
もちろんですが、今日明日に米ドルが崩壊する
などとは言っていません。
膿は早めに出した方が良いと思っていますし、
仮に米ドルが崩壊して金融システムが入れ替わるとしたら、
その期間は「短い」方が痛みは少ないのではなかろうか
とも思っていますが
先程もお話ししたように、一般人全体の認識が変わって
より強い当事者意識が生まれるためには
かなり大きな形でのショック療法的出来事によって
それなりのクラッシュが起こることで
変革を進めるようになるだろう、と考えています。
着地までにどれくらいの時間軸がかかるか
わかりませんが、私たちにとっても
それなりの「準備する時間」、場合によっては
半年とか2年という時間ができたわけです。
つまるところ、何を選んだかに対する結果責任は
自分で負わないといけないのですから
これからの期間、できる限り準備を進めていければと
思っています。
まぁ米ドル終了からの経済混乱は
起きていようが
寝ていようが
目を開けていようが
耳をふさいでいようが
準備しようがしまいが
関係なくやってくことになるでしょうから
どのみち強制参加することになるでしょうけど(笑)
ということで何はなくとも
あなたとあなたの家族に、今日も笑顔と
良い出来事が多くあるように願っております。
では
山邊
PS
私個人としては顧客リストをつくることを
強くオススメしております。
ただ私の時間も1日24時間しかありませんので
それほど多くの案件をサポートできません
リスト構築のサポートをする業者さんも沢山ありますから
どうしても山邊に依頼したい、という場合を除けば
私に依頼しなくても良いと思います。
こうしてご縁があって私の文章を
読んでいただいているわけですから
皆でたくましく生き残っていければ、
全部終わった後に、皆さんで楽しい飲み会ができれば、
それで良いじゃないか、とも思っております。
アメリカ